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デザインは人間の知覚する世界そのもの。

Thoughtless Acts?: Observations on Intuitive Design ?

以前紹介しましたが、どうやら、邦訳がでたようです。とはいえ、ほとんど写真なのですが。ただ、写真とはいえ、写真だからこそ意味のある本です。
考えなしの行動?

邦訳のタイトルが少し感覚的に気に入りませんが、表紙はタイトルを示すわかりやすい例と言えるでしょう。口で書類をくわえることは、たぶん「考えないでやっている」とは思えませんが、もっと暗黙的なレベルで人間はこういった、考えないでやっているような活動にあふれているということが重要だと思います。環境と人との関係の当然の感覚みたいなものを、解剖していくことが、これからのデザインの役割です。なお、ここでいうデザインは意匠という意味でのデザインではなく、ヒューマンインタフェースやインタラクションデザインが近いものです。
ヒューマンインタフェースや、インタラクションデザインはもはや人間の認識や意識にもかかわる重要な部分です。人間の活動に大きな影響を与えています。それどころか、人間のすべてともいえます。
いま、自分の周りを見渡せばすべて「デザインされたもの」に囲まれていることがわかるはずです。自然と呼んでいるものさえ、デザインされてきたものの蓄積です。

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  • 生態心理学や現象学をバックグラウンドに、人間中心発想の情報システムの設計を行う。特に日常生活に溶け込むアプリケーションに興味を持ち、日々プロトタイピングを行う。

    人間の知覚や行為、時間の視点を導入することが、これからのデザインと考え、人間に新しい体験をもたらすシステム設計を進める。