渡邊恵太のブログです。
ソフトウェアを中心に発想する、新しいもの作り感覚を伝えます。
近年、日本は、「もの作りの国」へとこのまま進むか、「こと作りへの国」へと転換するかの瀬戸際に立たされています。
しかし、日本がそのどちらに進むにせよ、「インタフェースデザイン」や「インタラクションデザイン」の発想が欠かせません。なぜなら、「人間の生活にとってどういう効果をもたらすか」が最重要だからです。
そのためには、時代にあった体験のためにテクノロジーを落とし込む必要があります。つまり、モノの機構の技術が優れていることだけではなく、単にサービスが提供されていればいいわけでもありません。
時代にあった体験のためには、ミクロな視点で人間の生活を観察しなければなりません。その意味で今日、人間社会を読み解く手法として、マーケッティングだけではなくエスノグラフィーが注目されているのです。
このブログの「観察と記述」というタイトルは、2004年から続いていますが、エスノグラフィーはまさに人間の生活の観察と記述の連続です。観察し記述することは、生活の解像度を上げ、新しい人間観の構築に役立ちます。その人間観に、スピード感をもってソフトウェアとハードウェアを導入することが、いま問われているもの作りです。
2009.10.13

